施術メニュー

施術時間や施術内容は患者様によって多様で一概には言えません。その方に合った最善の方法を考え、施術させていただいています。一期一会を大切にし、一人一人と真摯に向き合う姿勢を大切にしたいと思っています。何かご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

鍼治療

免疫力の低下した患者様には、通常の鍼&お灸では刺激が強すぎ、感染症を引き起こす危険があります。全身状態が良好なこと、適切な臓器機能を有することを確認した上で、可能な限り低侵襲で、且つQOLの改善が見込まれる施術を選択しています。

痛みの緩和：がんの治療過程で生じる痛みや手術後の痛みに対し、鍼は神経系に作用して痛みを和らげる効果があるとされています。鍼灸の刺激は脳内麻薬と称される内因性オピオイド（βエンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィン）の分泌を促進します。

血管拡張作用：鍼刺激に対する軸索反射により血管が拡張し、抹消神経の圧迫が取れ、痛みが軽減されます。

副作用の管理：化学療法や放射線治療に伴う副作用、例えば吐き気や疲労感の軽減をサポートします。

免疫機能の調整：鍼は免疫系のバランスを整える助けとなると考えられており、全体的な免疫力の向上に寄与する可能性があります。鍼刺激により血中のT細胞やNK細胞の増加が報告されています。

鍼の種類

直接肌に刺す鍼
先が丸くなった刺さらない鍼
肌に刺して留め置く鍼
たまった古い血を出す鍼
頭を刺激する鍼

お灸治療

お灸の熱が皮膚やツボに浸透し、身体のエネルギーの流れを促進します。身体の血行を改善し、筋肉や関節の緊張を和らげ、免疫力を高める効果があります。

当院のお灸
古来よりビワの木には様々な薬効があることで知られており、古い仏教経典では「大薬王樹」という名で紹介されています。
当院では、二種類のビワの葉灸を行っています。
１つは、体表に乗せたビワの葉の上に布を敷き、その上から棒灸という太いお灸をあてるもの。
もう１つは、体表に乗せたビワの葉の上に熱湯で煮たコンニャクを乗せ2、30分位温めるもの。
コンニャクビワの葉灸は、マイルドで優しいお灸です。
施灸中の時間を有効利用するために、その間に音叉療法を行うこともできます。使用する528Hzの音叉は、奇跡の周波数と呼ばれ傷ついたDNAを修復すると言われています。メニエール病や精神疾患の治療にも有効で、交感神経過緊張な状態を鎮め、副交感神経優位な状態へ自律神経を調整します。

お灸の種類

直接肌にすえるお灸
肌の遠くからかざすお灸
ショウガ灸
ニンニク灸
ビワの葉灸

整体

当院では、がんの原因の１つに体液の循環障害とがん細胞周囲の微小循環障害があると考えています。体液とは、血液、リンパ液、脳脊髄液、細胞間液、消化液、粘液、分泌液、尿、汗などです。
体液の循環を良くするために当院では整体を行っています。
具体的な施術内容は以下の通りです。

頭皮のマッサージ
足ツボマッサージ
頸、鎖骨、腋窩、鼠径、膝下の各リンパマッサージ
脛椎、胸椎、腰椎、仙椎の調整と脊椎全体のバランス調整
腹部の調整、軽擦、揉捻、膈膜調整
腰背部、仙腸関節調整
肝臓、腎臓、脾臓、肺の要穴指圧
ゆらゆら整体
（脛骨から後頭骨までの多種多様な筋肉を表層から深層まで同時に緩める独自の施術）

整体の効果

身体的効果

幸せのホルモン「セロトニン」分泌促進
愛情のホルモン「オキシトシン」分泌促進によるストレス緩和
骨格調整作用
体液循環促進効果

がんに対する効果

血流量の増加に伴う抗がん剤の局所透過性の亢進作用
化学療法の効果増進

ここまで目を通していただきありがとうございます。がんと闘っておられる患者様に最後にひと言付け加えさせてください。
がんは手強いです。一筋縄ではいきません。先ずは、体重を増やして体力をつけ気力を充実させるのが重要です。
１に体力、2に体力、痩せ細った体ではがんには勝てません。それが出来てから治療に入っても遅くはありません。
そのためには、充実した食事と運動。それを心がけてください。